上は見ないぜ
あけまんておめでうんこ!ごだまめです。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて年末年始、みなさまはいかがお過ごしでしたでしょうか。
本年32歳になるごだまめさんは、AKB48の一員としておかげさまで忙しく活動しておりましたが、スケジュールの合間を縫ってちょっとだけ帰省しておりました。1月2日にはもう東京に戻ったんですけど、実家から京都駅までタクシーに乗ったわけよ。
運転手さん（おそらく40代後半）としばらくの間は天気やお正月の過ごし方などのたわいもない話をしていたんですが、運転手さんがバックミラーでわたしの容姿を確認した後、おもむろに「あのー、変なこと聞いてよろしいですか？」と切り出しましてね。
狭い車内で気まずくなるのもアレなので先を促したところ、「『のだめ』に出てた俳優さんて、なんて名前でした？思い出せなくて･･･」と申し訳なさそうに質問する運転手さん。
「あ、玉木宏ですよ！」と人助けできたことに嬉しく思いつつ即答するわたくし。
しかし俳優の名前を尋ねることがなぜそれほどまでに憚られることなのか、と不思議に思っていますと、「いやあ･･･実はね、今日のお昼に●●にあるラブホテルに迎車に行ったんですけど、乗せたカップルの男の方がものすごいかっこよくて玉木宏に似てたんで･･･でも名前を思い出せなくてもやもやしちゃってたんですよね。これですっきりしましたよ！ありがとうございます！いやーほんと似てたんですよ！今の玉木宏よりちょっとふっくらしてて、ちょうど『のだめ』の頃の感じで！」とのこと。
そうか！「ラブホテル」なんて単語をレイディーに向かって言うのは失礼だと運転手さんは思っていたわけね！
でもきっとお昼から「玉木宏似のイケメン男性がラブホテルから出てきた」ということを誰かに言いたかったのよね！
きっとわたしがエビちゃんOLだったら「ラブホテルうんぬん」は言わずにさらりと玉木宏の名前だけ聞いて済ましたはずだけど、バックミラーで見たら腐れマトリョーシカだから、モロだしOKって判断したわけだ！
ナイスジャッジ運転手さん！新年早々冴えてるぅ〜！
その後、「新年早々ラブホテルに行くんですねえ･･･」「ええ、昼の12時に･･･しかもそんなとこにタクシーを呼びつけといて、全然恥ずかしそうじゃないんですよ！」と若者における謹賀新年感の希薄さ、性の乱れを嘆きあったり、「いや〜●●にもラブホテルがあるなんて今日まで知らなかったですよ」「京都でラブホテル群集地帯といえばやっぱり××ですもんね」「そうそう、夜勤の同僚に聞いたら、結構××まで送っていくことあるらしいですよ」「えっわざわざタクシーで乗り付けるんですか！？」と情報をいただいたりと、ライトな下品話に花が咲きました。
根本敬が「タクシーの運転手さんとエロ話ができるようになったら一人前」のようなことを言っていましたが、これでわたしも大人の階段を上ってるってことですよね！
やっぱり初めてだし、まだ明るい時間帯だったからディープな話はできなかったけれど、でも今回をステップに次からはもっと突っ込んだ話ができるハズ！
パパン、ママン、心配かけてるけどわたしは成長していますよ！だから「肉食べて元気付けてください」ていっつもメールしてこなくても大丈夫です！
そんなこんなで一皮剥けた気持ちで出社したら、ハードコアパンク青年から、今年のわたしのニック･ネームは「カカごだまめ（ごだまめのところにはわたくしの苗字が入ります）」だと突然通達されました。
※「カカ」はカタカナの「カ」です。漢字の力、すなわち竹内力の「力」じゃないです。念のため。
「カカ？」と小首をかしげて愛らしさをこぼしているわたしに、彼ったら「スペイン語で『うんこ』の意味ですよ」って優しく微笑みながら教えてくれました☆
今まで散々言いたれ、書きたれていた単語がついに苗字の冠に。非常に感慨深いものがあります。
名は体を表しますからね。いやまあ人間みな等しくうんこ袋ですし、わたくしは確かに自身をかなりうんこサイドの人間だと自覚していますけれども、だって「うんこ」って呼ばれるんですよ。ちょっとねえ、自分で思ってる分にはいいけど、人から言われたらちょっと･･･っていうことあるじゃない？それを呼び名にされちゃうと、なんていうかびっくりしちゃうっていうかさ、ねえ。
日本語じゃないのは彼の思いやりでしょうが、そうかあ、転職して1年以上経ちましたがここの会社でもわたしのうんこぶりが知れ渡ってしまいましたか･･･。
でも、まあそうだからなあ。うんこだものなあ。素直にうんこである自分を受け入れようと思います。己の姿を認めないのってカッコ悪いよね！
あ、ちなみに「カカ」は「caca」と書きます。そしてお小水のほうは「ピピ（pipi）」です。よし！これでみなさんいつでもスペインに行っても大丈夫ですよ！
では実り多き一年を！シーユー！
