暴かれた世界
先日ご報告しましたが、わたくしの本年のニック･ネームは『カカごだまめ』です。
ちなみにリング･ネームは『紅薩摩（べにさつま）』なんですけれども、わたしのパパンの家系は鹿児島なので、なんだかとってもミラクル☆を感じちゃうわけですがそれはさておき、本日は皆さんにぜひ鼻くそをほじったり鼻毛を切ったりしながら聞いていただきたいことがあります。
ごだまめさんのクソのようなお仕事はここ数日多忙を極めています。
一日中社内を走り回ったり電話にて口先だけで謝ったり大量のメールを送信したりしているので、お昼休みが夕方にずれこむこともしばしばです。
そんな忙しい中、唯一の安らぎはランチ。
近頃は会社のすぐ近くにあるうらぶれた商店街で弁当（ごだまめさんは蓋をゴムで十字にかけるかどうかで「お弁当」と「弁当」を区別しております）を購入するのがマイブームです。
昨日は夫婦でやっているお惣菜屋さんに行き、練り物中心の弁当を買い求めたところ、おじさんに「お腹空いたでしょ」と労われ、奥さんに「はい、おまけ」とほうれん草のゴマ和えの小パックを付けてもらったので、本当に嬉しかったです。東京にも空はあるのです。
さて今日はそのお惣菜屋さんのお弁当が売り切れだったので、魚屋さんでブリの味噌焼き弁当を買いました。
ごだまめさんは普段あまり魚を食べないので、久方ぶり（ブリだけに）の味を想像すると、とてもわくわくしました。
会社の入り口でお茶も買いました。普段は節約して家から持参した水を飲んでいるのですが、頑張った自分へのごほうびだと思って買いました。
ごだまめさんのクソ会社にも一応休憩室というものがあり、弁当はそこで食べることになっているのですが、ご飯を食べる前に手を洗おうとトイレに向かいました。
休憩室のあるフロアのトイレは妙に広くて古くて「何かがいる」ともっぱらの噂だし、普段仕事をしているフロアは使用中のことが多いし（ごだまめさんの会社は女子多数）、とごだまめさんは社外の人も使用できるけど休日は空き気味のトイレに行くことにしました。
そのフロアのトイレに行くと、果たして空いていました。まあついでにお小水も、と便器に向かいました。
便器の中には、うんこがありました。
びっくりしました。
うんこを流さなくても許されるのは中学生までです。話すと長くなるのではしょりますが、ごだまめさんは前職に就いていた折に身をもってそれを悟りました。
ごだまめさんの会社が入っているビルに中学生が入り込む可能性は非常に低いです。ということは、このうんこは、見た感じはフレッシュな感じのうんこは、成人女子から排出されているわけです。
成人が、しかも女子がうんこを流さないなんて･･･!
ごだまめさんはぷりぷりしながら水を流しました。
うんこは流れません。
うんこはびくとも動かないのです。
水の勢いなどのせいではありません。
強烈な接着剤が使用されているかように、頑として動かないうんこ。
ごだまめさんは泣きたい気持ちになりました。
弁当を気持ちよく食べたかっただけなのに、なぜこんな狭い空間でうんこを見せつけられ、困らされなければいけないのでしょうか。よほど前世で悪いことをしたのでしょうか。それにしたってあんまりな仕打ちです。
めそめそしていても仕方ないので、トイレを出て総務のＹさんに「トイレがうんこで詰まっているんです」と訴えたところ、Ｙさんとその近くにいた巨乳ちゃん（綾瀬はるか似）がプチパニックになりました。
Ｙさんがとにかく処理するといってくれたので、ごだまめさんはお昼を食べられることになったのですが、うんこの残像が焼きついて離れませんでした。
休憩後、Ｙさんがわざわざ報告してくれたのですが、うんこは割り箸でなんとか動かして流したそうです。
巨乳ちゃんも手伝ったそうなのですが、モノは見た目とは裏腹に硬かったらしく、彼女いわく「感触としては羊羹で、かなりの粘着力があった」とのことでした。
Ｙさんも巨乳ちゃんも笑顔を作ってはいましたが、やはり軽いショックを受けていました。「連休初日から勘弁して欲しい」という巨乳ちゃんの一言が印象的でした。
自分の爆乳のうちに秘めておくのも何なので、ハードコアパンク青年とロック青年にことの顛末を話したところ「犯人探しをしないとだめだ」ときつく言われました。
もしかしたらお客さんかもしれないので、データを調べた方が良いともアドバイスされました。
明朝さっそく、タイムカード置き場にでも「昨日４時以降にうんこをした人はごだまめまで」とメモを貼っておこうかと思います。社内にいなかったら、データを見て一件一件電話をかけます。犯人はもちろん吊るし上げます。
とはいえ、事件の際、真っ先に疑われるのは第一発見者なので、藪蛇にならないよう気をつけようと思います。
それにしても、こんな目に遭うのはやはり普段の心がけが悪いからなのでしょうか。うんこうんこ言ってるからうんこが寄ってきてニック･ネームになったり実物が出現したりするんでしょうか。
次回はどんな形でうんことめぐり合うのでしょう。できれば皮膚には触れない方向でお願いしたいものです。
明日もやることがいっぱいあるのでそろそろ休みます。それでは皆さまご機嫌ふんにょう。
