知ってしまった光の世界

職場にて、ロック青年にドラマ銭ゲバの話をしていたところ、彼が「ごだまめさんがドラマ見てるのって、なんかおもしろいですね」と言ったため、やっぱりわたしってばリセエンヌだから、テレビ鑑賞なんて俗っぽいことしてるなんて意外に思うんだろうなあと次の言葉を待っていましたら、「ごだまめさんのイメージだと、赤いどてら着てこたつにもぐってミカンとかせんべい食べながらテレビ見てそうですよね、アハハハ」とにこやかに返されました。
釈然としなかったのですが、しかし確かに家では下着や部屋着にもオシャレ心を取り入れたい女のコのためのブランド・ウンナナクールの赤いロングパーカーを着用してスコーン等(紅茶と楽しむやつじゃなくて、コイケヤのほう)をつまみつつテレビの前に座っているいるため、否定できませんでした。悔しいです!
ということでこんばんは、お笑いにも敏感なごだまめです。もう、敏感ってそういうつもりで使ったんじゃないよぉ〜。


さて本日は、わたくしの唯一の中学校時代からの友人であるNっちにプレゼントを買いに若者の街、渋谷まで出かけてまいりました。


●Nっちが画像つきでアナスイの限定マニキュアをリクエストしてきたため、迷わず丸井渋谷店に赴く。百貨店の化粧品コーナーだと、ビューティ・アドバイザーに己のもっさり感をせせら笑われそうで怖いのですが、なんとなく脇が甘い店構えの丸井渋谷店なら、地方出身者にも入りやすいから・・・。


●思惑通り丸井渋谷店は空いており、もちろんアナスイにもお客さんがおらず、一人しかいない店員さんがおそらく他店舗との電話で話し込んでいるのを良いことに、テスターにべたべたと触ってアナスイ製品特有のバラ臭を嗅ぐ。バラの匂いを嗅ぐと、ホント女のコに生まれて良かったって思うよね!


●電話を終えた店員さん、Nっち所望のマニキュアを手にしたわたしに「それ、わたしも今塗ってるんですよ〜紫がホントにキレイなんです〜」と色鮮やかな爪を見せてくれるが、社会不適合者のごだまめさんはこの種のやりとりが極めて苦手なため、反射的に「これ、プレゼントで!」と会話を打ち切ってしまう。せっかく優しく話しかけてくれたのに、ごめんなさい。ピンクと紫を基調にしたネイルアート、かわいかったです。


●そもそも今回のプレゼントの趣旨は

  1. 先月Nっちから「バレンタイン」と称してお笑い番組のDVDと、「こういうの、ごだまめは好きだと思って・・・」とジャンプコミックス『いぬまるだしっ1巻』を貰ったから、ホワイトデー的なアレ。
  2. 先週Nっちに彼氏ができたから、そのお祝い。

であるので、リクエスト通りのマニキュアだけっていうのもちょっとなあ、と思ってハンドタオルやパンプス用ソックスなどの小間物を物色するも、なかなか良いものがない。当初はパフュームのシングル『ポリリズム』の2曲目、『セブンスヘブン』を聴かせて恋心をたぎらせてもらおうかと検討していたのですが、好きじゃない(わたしが)1曲目の『ポリリズム』にお金を払いたくない、という個人的な理由により却下。そのうちチャットモンチーとかと一緒にCD−Rに焼いてあげようと思います。


●探すのに疲れてしまい、わたしにとっての渋谷イズム(=カルチャー臭のあるおしゃれ)の象徴であるパルコでなんか買って「パルコで、渋谷のパルコで買ったよ、だからおしゃれだよ」と理由付ければ良いだろう、と判断してパルコに入る。


●上のフロアに行くのにどうも気後れがしてしまい、地下から入店。平日で人も少なかったのに腰が引けてしまったのは、先ほどまでいた丸井のアナスイ以外の各ショップにて、店員さんに声を掛けてもらえなかったという自分の身なりがハズかったからです。スクールガール風に、と思ってスタジャンとチェックのスカートを合わせてきたのに・・・可愛いと思ったのに・・・。まあマズいのはわたしのファッションセンスよりもむしろ三十路過ぎても抑制が効かない自意識過剰さ。


●イベントスペースのようなところに、どういう企画なのかクリーミィマミなど80年代っぽいキャラのTシャツが売っており、Nっちがお熱をあげていた『幽★遊★白書』のものも並べられていたため、思わず手に取るが、残念ながら大きいサイズしかない。一瞬「じゃあ、Nっちの彼氏の、ってことで・・・!」とTシャツを持つ手に力が入るも、値札を見たら安くはなかったので冷静に判断して棚に戻す。この一週間で一番のナイスジャッジだったと思う。


●何の気なしに本屋に入ったところ、ふと女子へのプレゼントに最適な一冊を思い出す。
『叶恭子の知のジュエリー12ヵ月』
良い本なんですよこれ。「ともだち」とか「恋愛」とか、月ごとにテーマを決めて、だいたい一日ごとそのテーマに沿った叶恭子の考え方がごく短い文章で書いてあるんですが、本当にまっとうなことを分かりやすく書いてあります。ティーンの悩みに答えるページもあって、ラジカルに返すのかと思いきや、とても丁寧に真面目な回答をしています。
ハイティーン向けの本のため、置いていない本屋さんもあるのですが「パルコだからあるよなあ、100%オレンジがデザインだし」と思って探したらカルチャー本のところに平積みになってました。さすが『バカドリル』を輩出しただけのことはあります。やっぱりパルコはすごいです!パルコ最高!ビバパルコ!


ということで皆さんも困ったことがあったら渋谷パルコに行ったらなんとかなると思います!東京外の方は最寄のパルコ(京都なら滋賀の大津パルコ)でも十分代替可能だと思います!多分!一緒に頑張りましょう!いろいろ!