サヨナラCOLOR

こんばんは!「エコ」を「エロ」と読み間違えることの多いごだまめです。「エコライフ」を読み間違える時が一番どきっとします。


そんなごだまめさんの愛車、黄緑色のマーチ:通称デンマーチさんが本日人手に渡りました。
2年ほど前の早春、「そういやあ今年から仕事で車運転しなきゃいけないし、なんか便利そうだし」とふと思い立ち、小金にモノを言わせて購入したんですけど、乗れば乗るほど愛着の沸くほんとにカワイイ奴でした。


もともとウンコ色が欲しかったんですけれども、わたしが買う時期のモデルにはウンコ色がなく、ディーラーの人に「こういう薄い茶色はあるんですけど・・・」と色見本一式を見せられ、「こうなったら、もう一番変な色に決めちゃう!」と選んだのが明るいところでは極度に色あせたよもぎ色、暗いところでは黄色に見えるという微妙な黄緑色。
その場に同席していた父親は「目立ってええやん」と同意してくれましたが、一瞬、その年齢に不相応なくりくりおめめが不安に揺らいだのをわたしは見逃しませんでした。
その後もわたしの車の話題になると「お前のマーチ、駐車場ですぐ分かっていいなあ(父親の車は無難な紺色)」「街中で走っていたらすぐ分かる色だ」と色についてのコメントしか寄せてきませんでしたが、必要以上にYESのポーズを取ることにより、不快感を押し殺そうとしていたんでしょうか。いつも辛い思いをさせてごめんね、パパ!


そんなこんなで車が届き、慣れるためにプラッと家の近所を回ってたら見事にサイドミラーを電信柱にこすったり、街中の大きな駐車場に入って入り口でもたついていたら係りのおじさんがわざわざ詰め所から出てきて「コッチが空いてるから」と誘導してくれ、さらに駐車時のハンドル切りまでナビってくれ、無事車を停めてお礼を言ったら「アンタ、京都市の北の方の人でしょう(田舎者、の意)?そんな感じするよ」と苦笑されたり、前の会社に在籍時、部長をご自宅まで送ったら、部長は乗っている間じゅう、ずっと天井付近についてる手すりを握り締めていて、次の日「わたしの運転、怖かったですか?」と聞いたら「いやいや、僕は年寄りだからつい持っちゃうんだよ」とお返しになった半年後、「へえ、ごだまめさん無事故無違反?いやあ、ごだまめさんの車に乗ったときは生きた心地がしなかったけどねえ」と豪快に笑われたり、といろんなことを体験させてくれました。


転居先に千葉を挙げていたのも、千葉なら駐車場代がなんとかなるんじゃないかと考えてのことだったのですが、引越し先の都内にはとても持っていけませんしっていうか怖くて運転できないし、何より維持費面からもデンマーチさん東京行きは断念せざるを得ませんでした。
東京に行くことでいろんなものを処分していますが、デンマーチさんを手放すのが一番悲しいことでした。ほんとに「足」でもあったし、すごく居心地の良い空間だったんですよね。自分の部屋と同じくらい、少なくとも実家の自分の部屋よりはリラックスできる場所でした。


ということで先日無事出産して一児のママンになったモトさんに用事があってメールを送る際、しんみりするあまりに、デンマーチを売って寂しいという旨も書き添えたところ、「自分もアイツに結構乗せてもらったから寂しい。一番の思い出はウォーランドに行ったことです」という返事が戻ってきました。
そうでした。ふたりで行きましたねウォーランド。コンクリ像が微妙としかいえないポジションで立ち並ぶウォーランド(上記のリンク先をぜひご一読ください)。モトさんたら朝車に乗ってからウォーランドに着くまでずっとパンとかお菓子食べてましたね。運転中のわたしはトッポを「ホラ、あーん」ってやってもらいました。あとうまくて安い肉を食べに山奥まで行って、カーブを曲がりきれずあやうく死にそうになったりしたものでした。


次はアウトレットモールとか夜景がきれいな山とか、もっとお前にふさわしいキャワイイところに連れて行ってくれる人に貰われるんだよデンマーチ!幸せにな!