やっぱりチャンスをあげるわ

言ったからといってどうかなるモンではありませんが、ほんと暑いですね。
前にも書きましたが一日に一度は外出することを心がけておりましたが、今日は腕毛をそっていないこと、ここのところ4日連続でドトールに通っていることからおでかけは断念し、おうち(人んちですが)でぐったりしていました。知人所有のマンガを全部読んでしまったので、新領域を開拓するつもりで舞城王太郎を読んでみたら余計疲れました。


さて突然なんですが内定が出ました。
書類選考に通って面接に行ったら、面接官が履歴書と職務経歴書をぱらぱらっと読んで「来てくれない?」ってことになったので、わたしが一番びっくりしてるんですけどもね。
まあ面接後、2日間研修で入って実際に仕事して、その結果を見て正式に内定を出す、というステップになっているみたいなので実技を重視しているというスタンスなのかもしれませんけども、あまりにもアヴァンギャルドな面接スタイルに非常にバビりました。面接がアレ(っていうか人間的にアレ)なわたしにとってはラッキーでしたが。
ということで先日研修に赴き、おっぱいが大きくてかわいくて優しい25歳の女のコに仕事を教えてもらって、梱包したり伝票を売ったりした結果、会社的には「まあええんちゃう」という評価となったらしく、無事に内定をいただきました。人生初ですよ内定。前の会社はアルバイトからの格上げみたいな感じで社員にしてもらったしなあ。
お給料が安いのとなんというか雰囲気がもっさりしているところがちょっとネックなんですけども、わたくしのような昆虫人間が潜り込める所は非常に限られてるので、おそらくこの会社に転職するかと思います。励ましてくださった皆さんはもとより、酔っぱらいよりもたちの悪い愚痴を優しくスルーしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。来月からは晴れて東京近郊民になれそうです。


脱無職の目処が立ったので、かねてからの計画通り、「ハルチン」1,2巻を購入しました。
感想なんですが、端的に言えば2巻の後半、線が太くなってからの分はいらなかったです。
イヤ1巻と2巻の途中まではやっぱりすごくおもしろかったんですよ。将来への不安とかが描いてなくて、ホントに「ハルチン馬鹿だなあ」って安心して読める、良い意味でスカスカなマンガで。
でもねえ、特に「ナナナン」がただの日記になってるんですよね。身内にしかミクシを公開していない人の日記といいますか。身内ではない自分は読んでいて居心地が悪いんです。個人的な感情や考えって、ある程度普遍的なものに練り直さないと、第三者に共感とか感動とかを与えられないものじゃない?普遍的なものに変換する仕方に作家の個性が出るものじゃない?まあ「キャンディーの色は赤。」みたいなエゴまるだしみたいな内容じゃなくて良かったですけども。魚喃 キリコ=ハルチンな図式が伺える内容が多々あったことも手伝って、「結局アタシ男前!って自慢したいわけ?」と変なやっかみまで覚えてしまい、読後感がとても悪かったというかがっかりしました。やはりおもしろかった人が「お話」を書けなくなってしまうのはとても残念です。なんで編集の人ももっと手を入れようとしないんだろう?とプリプリしながら「blue」を読んだらやっぱり奇跡のようなマンガでした。「blue」をもう一回書いて欲しいとは思わないけど、ちゃんと復活して欲しいです。初めて魚喃 キリコのマンガをcomic cueで読んだとき、意味分からないけど(実際作品としては未完成だったと思います)なんかスゴいものを見ている感じがして、何回も読んじゃったものなあ。まあ赤の他人なわたしの個人的な思い入れを押し付けても仕方ないのですがねえ。


そんなこんなでこれからしばらくは転職活動からの開放感にまかせて引っ越し等の手続きを忘れたふりをしてバカンスを思う存分楽しもうと思います。手始めに明日はポニョを観に行きます。あとマン喫で「ホットロード」を読みたいです。超インドア。