俺は試されてる

自己申告する分には構わないんですが、他人から「無職」と言われると結構キちゃうのは、無駄に自尊心が高いから?
こんにちは!子リスのようなおめめでまっすぐにあなたを見つめるごだまめです。
・・・そこ、吐くなら自分のカバンに!


ということでちょこちょこと転職活動を始めているのですが、まったく手ごたえがありません。
転職サイトに登録して面談などをし、「じゃあまたお仕事のご連絡をしますね」と言われたのですが、まったく電話が来ないんですよねえ。
訪問した時に自ら名前を名乗らなかったから、マナーがNGな人って思われてる?
それとも特性検査で図形が100点満点中20点だったから、おつむが弱いって思われてる?
はたまた書類に捺印する時、全然違う場所に押そうとしたから、おっちょこちょいって思われてる?
うーん、しかしまあそのとおりだからなあ。
何も出来ないうえに粗忽。
この無力感というか無用感。10年近く前の新卒就職活動の折にも味わった懐かしい味です。就職氷河期ってこともありましたけども、ほんとに腰の引けてるくせに性格の悪いダメ人間だったもの。多分女子じゃなかったら「なんかムカつく」という理由で面接官や他の学生に殴られてたと思います。
あ、でもとある会社説明会時に一緒になった、お父さんにスーツ用の靴下をかりて「薄手だから透けて気持ちが悪い」と難儀していた男子学生とは、帰り道で「あそこの会社の看板、でかすぎるよね」「バカっぽいよね」とニヤニヤできて、良い友達になれそうでした。彼は立派な社会人になれたんだろうかなあ。


まあドブ臭メモリアルはこのくらいにして、不安ですこの先。当時はまだ辛うじて若さという武器がありましたが、今は三十路の座敷童子だからなあ。


そんなこんなでイマイチピンとこなかった浅野いにおの「ソラニン」を先日再読したら、「先が見えない」という意味では自分の境遇と同じであり、しかしわたくしにはかなえたい夢があるわけではないので、と、しばらく固まってやり過ごしました。
浅野いにお、同じく年季の入ったモラトリアムを主題にしていたよしもとよしとものマンガよりは次の段階に進んでいて良いんですが、それだけにリアリティがあって恐ろしいんですよね。
あの視点、行き過ぎると古谷実の「ヒミズ」みたいになっちゃうと思うんですよね。大げさに言うと神の視点と呼ぶのでしょうが、あの突き放した温度を感じない展開。「笑う」という行為がどれほど救いであり、そして同時に保留行為であるということがよく分かりました。
そういった意味でも「おやすみプンプン」の今後が勝負だと思います。


その前にファイトよわたし!場外乱闘なんだけどね!