目を塞いで僕は

無職なんて怖くない!
こんにちは、薄目で4半世紀強の人生を歩んできましたごだまめです。


ということで今月末に退職することが正式に決定いたしましたよ。
7月から無職独身30歳です。無職!独身!30歳!
罪を犯した際には「無職の30歳女」と書かれるのでしょうが、この表現、思いのほか行き詰った感が強くて胸に込み上げるものがあります。
「女性」という記号的表現ならまだ単なる情報としてのニュアンスが勝ってますが、「女」だと犯罪に手を染めるまでの背景〜ドラマ〜を無意識に想像させてしまうじゃない?
しかも爆乳だしさあ。やだなあ、そういう表層的なことで判断されちゃうのって・・・。


Iカップの悩みはさておき、求職活動を恐る恐る始めております。
何事もまず道具をそろえることから始めるのが消費文明に育った我々ジェネレーションY世代なので、先日は必要と思われるものを買い出しに、さびれたショッピングセンターに赴きましたよ。


履歴書とかペンとかファイルケースとかノート(ごだまめさんはカワイさと実用性を兼ね備えた文房具が好き★)とか転職本とかいろいろ購入したんですけど、一番お値段が張ったのはスーツでしてね。


学生時代に着ていたリクルートスーツのウエストが不思議なことに小さくなっており、しかもわたくしは社会人6年目だというのに碌なスーツを持っていないので、婦人服売り場の隅に追いやられていた「ジャケット+スカート+パンツ3点セットで14800円ポッキリ!」という品を買い求める。
試着したところ、鏡に映る自分がなぜだかいやらしい。
何ていうか、「エロ〜い!」って面と向かって言うことが憚られるような、劇画っぽいじめっとしたいやらしさなんですよね。
スーツの色が黒だから?顔が脂でギラギラしてるから?わたしのヘア・カラー(んもう、アンダーのことじゃないってば!)が退色して安っぽい茶色になっているから?と思いつつも、もともと欲しくないスーツにこだわりを持つのも何なので購入。


帰宅してから分かりましたよ湿っぽいいやらしさのわけが。
学生のとき、当時好きだった男の子がわたしの就職活動姿を見て「コスプレ?」と爆笑した、というほろ苦エピソードに端的に表れていますように、わたくしの体の形状や座敷童子的雰囲気が「スーツ」という正装にひどくそぐわないんだったですよ。あまりに似合っていなかったらしく父親に「・・・就職活動は、スーツを着ないといけないのか?」と遠慮がちに尋ねられたこともありました。


そうだよなあ、プライベートでの格好すら何が似合うか皆目見当がつかずにいっつもどこかしっくりきてないし、パブリック・スタイルが決まるはずもないよなあ。というよりもやっぱり洋服が似合わないんだよなあ。作業服は似合うけどさあ。あとパジャマ。
ああ「服を纏う」という、常識の範疇にも入らないことすら満足にできないなんて!
わたしってばナチュラル・ボーン・アナーキー!ひょー!


・・・とにかく髪の毛を黒くして、縮毛矯正かけて、こまめに化粧直しをしてなんとか。ならんか。