アンチェイン

godamame2007-12-30

溶連菌の保菌者ということもあり、主に自宅を中心にだらしない冬休みを送る予定なのですが、休み初日の本日は「悪魔のいけにえ」を鑑賞いたしました。
殺人や犯罪についての文章を読むのは大好きだけれども、血肉飛び散る小競り合いなどを映像として見るのが苦手なので、ホラー映画を観るのはなるべく避けてきたのですが、昼食後の散歩から帰宅して気が緩んでいたのでしょうか、うっかり観てしまいました。


観終わって数時間たつものの、ぐったりしたままですので断片的に感想を羅列。
得た教訓としては、「諦めてはいけない」です。
●車椅子の人がとにかくホントに気の毒。
●三人目をブチ殺した後のレザーフェイスさんの動きがコミカルで少し微笑ましい。死後硬直にびっくりしちゃったんですね?うん、確かに怖いですよね!普通は死体動かないもんね!
●無駄なカットが全然なく、構図が非常に格好良い。二番目に殺される人がレザーフェイスさん宅に入る際の青空が印象的なカットや、物語終盤、ヒロイン(ホラー映画でもそう呼んで良いんですかね)がレザーフェイスさん宅から逃げ出し、幹線道路に続く野道を追いかけられるシーンや、とくにラストの朝日を浴びるレザーフェイスさんの姿がとてもきれい。
●ある意味狂言回しなレザーフェイスさんの親族、気味が悪いかつ迷惑なヒッチハイカーの彼なんですが、「悪魔のいけにえ」関連でウィキったら、あらまあびっくり。俳優・声優としては成功している部類の方なんでしょうか。イヤ声優の仕事や特撮の仕事を下に見ているつもりではないのですが、このような優れた映画に出演、しかも好演したというのに、その後デカい仕事のオファーはなかったんでしょうか。とにかく出演作品を見ているとドキドキします。特にサクラ対戦。日本でいうところのみうらじゅんみたいな文化人に注目されていそうなところがたまりません。
●「これ、エド・ゲインを下敷きにしてる」と分かった自分が頼もしい。
●映画を反芻していたところ、冒頭のガソリンスタンドのシーンで、若者達が乗った車を洗う、うすらぼんやりした男はレザーフェイスさんだったのかと思ったのですが、もう一回観直すのがどうしてもイヤなので、恐れ入りますがご存知の方はぜひご一報ください。


それではみなさま、ホワイト晦日になりそうな年の瀬ですので、お体にはご自愛くださいませ!