カルチャー

土曜日なので、通常通りお菓子とネットとTVとマンガで楽しく過ごしています。
今日は奮発してコンビニにて、スナック菓子のほかに「キャラメル風味のレアチーズケーキ」を買いました。コンビニで200円以上するお菓子を買うと、セレブい気分になるのは、育ちが卑しいからです。
久しぶりに「エンタの神様」を斜め見しながら食べようと思います。


●勝ち組(既婚者だから)モトさんが貸してくれた森見登美彦太陽の塔」を読了。
夜は短し歩けよ乙女」は1ページ目からイヤんなっちゃって投げ出したのですが、これはちゃんと最後まで読めました。おそらく失恋話だったのと、主人公の童貞度の高さに共鳴してしまったからだと思います。
「若いときってそうだよね」と苦笑えないほどの自意識メルトダウンにこの上なくフィットする無理やり捻じ曲げた文体、それでいて舞台となる京都の町並みを冗長でなく的確に描く表現力、「男汁」に代表される言語感覚の秀逸さにはとても驚きましたが、マスイブの四条河原町でのクライマックスシーンはちょっと物足りませんでした。
まあ、なんといってもデビュー作だし、ファンタジーノベル大賞だから、作品としてのまとまりよりは、並外れた夢見がち感が評価されたということなんでしょうねえ。あとこの主人公、彼女とはキス止まりで別れちゃったんじゃないかとわたしは思うのですが、読まれた他の方の意見をぜひ伺いたいです。
などと知ったような口ぶりでケチをつけていますが、顔が気になってきっちり画像検索しちゃいました。・・・まあこういう人でなんとなく安心するんだけど、でもメガネ男子だったらもっと嬉しかったんだけど、と思っている乙女はたくさんいるはずでしょうね。
なにはともあれ、抑えた文体で書いたというふれこみの「きつねのはなし」を読んでみたいです。早く文庫になってほしいなあ。
そしてここで、今後あなたがカワイイ文系少女と話すときにもしかしたら役に立つかもしれない豆知識。
森見登美彦は、笑い飯ロンゲこと西田幸治の高校(奈良女子大学附属中等教育学校)の後輩です。森見さんが中学生、西田さんが高校生の頃に、校内ですれ違ったことくらいはあったかもしれません。
<男性の方へ>この知識で文系少女をコマせたら、わたしに3000円くらい送金してください。ちょっと高い豚肉を買うのに充てます。


●会社の後輩Hさんに貸してもらった「ポーの一族」全3巻を昼寝をはさみながら読了。
濃い。この人の作品を語るときに必須の「美少年同士のふれあい」が邪魔になるほど濃い。大島弓子もですが、昔の少女マンガってヘタな小説よりもよっぽど人生の深淵を見せまくっていると思います。
個人的には大島弓子の方がバラとフリル度低めでより好きですが。
いわゆるボーイズ・ラブに夢中な女子中高生を「これがBLの古典だよ」と騙して読ませ、開眼させたいです。こういうマンガを頭が柔らかいときに読んだら、後々のために絶対良いと思うんですけどねえ。いや、余計モテなくなっちゃうかな。


はてなの先輩is-mindさんに教えてもらったサイトでイリーガルに映画「ハチミツとクローバー」を観ようと韓国版You Tubeのようなサイトにチン入するが、始まってから30分くらいのところでパソコンの調子が悪くなり、エラーが出てエクスプローラー強制終了。何度アクセスしてみても同じなので今日のところは断念。
とはいえ蒼井優はやはり可愛らしく、加瀬亮のストーカーぶりは垣間見えたし、またわたしの大好きな森田さんがただのエキセントリックなイヤな人になってしまっていてとても残念で悲しい気分だったので、さわりが観られただけで良しとする。最後まで観ていないから早とちりかもしれませんが、山田役の関めぐみ、せっかくの良い役を活かしきれずにもったいない。あれじゃあただの「いっつも目を見開いている脇役の人」じゃないか。
それにしても「ハチミツとクローバー」、9巻まではほんとに好きだったんですけど最後がほんとにあわただしすぎてダメだと思います。それまではスラムダンクばりに丁寧に丁寧に、3歩進んでは4歩下がったりしていたのに、何だあの収束のつけ方は。一番不愉快だったのは、はぐみの一人称が急に「はぐ」から「わたし」に変わっていたことです。いくらはぐみも成長したからって、そんないきなりな変化。そりゃあねえだろう。話をきちんとおしまいにできないのは、チカ先生が「やまなし・おちなし・意味なし」同人誌出身だからなのか。そのへんはしっかりセンセイの手綱とってよ集英社
ハチミツとクローバー」終了後、「ヤングアニマル」で連載してる「3月のライオン」は大丈夫なんだろうなあオイ。わたしとしてはこの「アタシ、こういうカルト・ムービーもきっちり好きなんですよ?でもちゃんと一般受けするっていう大事さも分かってますから?」感をプンプン匂わせてしまうタイトルからして不安なんですが。でも主人公がメガネ男子で嬉しいんですが。編集者、しっかり舵取りしないとスパンキン風林火豚。


●あ、けっこう有名かもしれませんがこれ欲しい人は結構多いですよね。自分のお金は出したくないけど。
モトさん、こないだ「わたしの名前はないよ」って言ってたけどよく見たらありました。あとモトさんの名前も。
・・・どうしようかなあ。今後のために一枚。でもこの歳で「あばよ」って言われてても困るんだがなああっはっは。


●そんなことよりもアマゾンにログインしたら「ごだまめさんにオススメの商品があります」って、こんなんが出てきたのはさすがにいくらわたしが下品だからってちょっと。


明日は薩摩汁を作ります。あなたに届け恋の味。・・・何で笑ってるんですか?わたしは真面目に言ってるんですが。