ラブリーベイベー

godamame2007-11-03

わたしの言葉遣いからしてご想像に難くないかと思いますが、わたしはティーンエイジの折、電気グルーヴに首っ丈でありました。
石野卓球がおすすめするプラスティックマンとかハードフロアとかを知ったような顔をして宿題しながらおとなしくヘッドフォンで聴いていました。今は亡き雑誌:エレキングを今は亡き京都丸善で買い求め「リキッドルームに行ってみたいなあ」と自室(和室6畳)で新宿に思いを馳せていたものです。
学生時代の終わりごろからコアな音楽ファンの振りをする馬鹿馬鹿しさに気付き、今ではテクノはおろか電気グルーヴの音楽を聴くことも少なくなりました。わたしも多少は変化し、以前のような気持ちで彼らのかつての音楽を聴くことができなくなり、また常に変化し続ける彼らの今の音楽についていけなくなったということなのでしょう。
が、15年も前に、自らのツアーに「うんこわしづかみ&うんこもりだくさんツアー」と名づけた彼らのセンスに対する尊敬の念は決して薄れることはありません。その翌年のツアー、「汚物処理班緊急出動」のただならぬクライシス感も捨てがたいです。そりゃあ急がんとイカンですよアンタ。


というわけで仕事の都合で土日返上の週なんですね。
しかも今日は祝日なのに。うんかのひなのに(口の両端に指をつっこんで発声しながら)。
まあ仕事だから仕方ないので、部長に八つ当たりしながらおとなしく働いていたのですが、今週はじめにひいた風邪の名残なのかどうも頭痛が治まらない。
もともと昼の3時までの勤務だったのですが、部長からも「暇だったら早く帰ってもいいよ、電話番は僕がやるから」というお達しがあったこともあり、仕事も早く終わったので2時に退社。退社直前、唯一の同じ部員(わたしの部署は部長も含めて3名)であるTさんに「頭痛いんで帰ります」と挨拶したら、「あーじゃあ僕も帰っちゃおっと、まあごだまめさんもゆっくり休んで」と送り出されたのだが、Tさんがこの言葉通り退社したとしたら、部長はひとりきりで一時間持ちこたえられたのだろうか。わたしの部署の電話が同時に二本鳴ったら、傍にいるものがはらはらするぐらい慌てふためく部長なのに。
明日は部長もわたしも早朝からの勤務なのだが、部長がちゃんと元気に出社されるのか心配。
健康管理のできない部下で申し訳ありません、部長。


すぐ帰宅して寝てしまいたかったのですが、今日買い物して料理しないと、明日から食べるものがないので、唸り声をあげながらスーパーに寄る。
頭痛を抱えているにも関わらず、買い物をしている若い夫婦を「旦那に荷物持ってもらえるのっていいよなあ」と意地汚い目で眺め、1割引の鶏肉やソーセージを目ざとく見つけて購入するごだまめさん。育ちが卑しいって嫌ですね。
めんつゆなどを選んでいるうちに、頭痛が痛くて馬から落馬といった体調がトートロジーな状態に陥り、「自分は今、少なくともこのスーパーでは一番かわいそうな人間」と確信しながらふと目の前のお菓子コーナーを見上げると、そこにはガッキーが。
ポッキンナベイベー。
ポッキーを持って微笑むガッキーが天使に見え、「ガッキー・・・」と呟きながら陳列されていたパーティー用と思われる大入りポッキー(写真参照)を反射的にカゴに。
あんまり計算得意じゃないんですけど、値段的には普通の箱入りポッキーを買った方がお得だったような気がします。気の弱っているときに、つい甘言に乗せられて宗教に入っちゃう人の気持ちがよく分かりまんた。
でもガッキーに微笑まれたら買わずにはおれないじゃないですか。「ごだまめさん、これ食べて頑張ってください!」っていう幻聴すら聞こえそうでしたよ。ガッキー。ああガッキー。一緒にケーキ食べたいです。「髪キレイだねえ、やっぱり美容院のシャンプー使ってんの?」とか「服はどんなブランドが好きなの?」とか聞きたいです。恋愛話は初対面じゃあ聞けないよなあ。でもゆくゆくは相談に乗りたいですが、大変!わたしったらアドバイスできるほどの知恵を持っていません!ホットドックプレスとか読めば大丈夫でしょうか。


帰宅して料理して昼寝して、お風呂入ってご飯食べて薬飲んでポッキー食べました。よく見たら箱に「Stick to fun! いつも楽しいことといっしょ!」って書いてありました。内袋にも書いてありました。
楽しいことなあ。楽しいこと。・・・妄想でもいーい?