あなたはどうやら壊れてしまった

日本シリーズをTVで観戦中、スタジアムにてダルビッシュ有選手を応援するサエコさんを見て「・・・あんなに可愛い若い娘さんでもできちゃった結婚なんだから、わたしだったらなおのこと”今日は大丈夫だから”*1をやる必要が・・・」と、ふと心に寒いものがよぎる。


ということでこの土日はおしゃれカッフェめぐりをする予定の愛されOLなわたくしですが、今日は比較的近所でまったりしてきまんた。店内にメガネ男子が複数いてくれたので、よけいに良かったです。
高田純次風に言えば、「メガネには希望が入っている」ということになりましょうか。ちなみに高田純次ご本人の発言だと、「メガネ」の部分は「おっぱい」です。
明日は街中のおしゃれカッフェに行きますので、より都会的なメガネ男子を楽しむことができるかもしれません。楽しみです。でも個人的にはこじゃれたスポットで優雅に寛ぐ人よりも、ドトールコーヒー上島珈琲店、あるいは京都限定でしょうがホリーズカフェ(スターバックスなどのシアトル系カフェはNGです)にて、ややこしい名前の飲み物でなく、アイスコーヒーなどを空ろな目で飲んでいる人のほうが好ましいですが、前者後者ともにわたしに縁がないことは変わりはないのでもう何も言いません。言いませんったら金輪際!


ということで異性に不自由している、ごだまめさんの週末部屋の友。
●IKKI12月号
豪雨の中会社の昼休みに買いに行きまんた。表紙がアレです。ぼやかさずにはっきり言えば気持ち悪いです。ピンナップ(裏がすごろく)まで付いてます。本当に抜け目のない人たちだと思います。
肝心の「サルまん2.0」は拍子抜け。期待しすぎたせいもあろうが、持ち味の「密度」が薄くなっている気がする。しかし事故で大変だったようなのでバタバタしてうまくまとまらなかっただけかもしれないなあ。やっぱり好きなマンガなので、あの「どく電波」みたいな意味の分からないグルーヴを作り出してもらいたいです。わたし「21世紀愛蔵版」は未読なのですが、買うのはちょっとなあ。マン喫に置いてくれないかな。
「俺はまだ本気出してないだけ」がやっぱり良かった。自分の将来を見るようで考えちゃうんですけども。単行本が月末に出るそうなので、買おうと思います。
「フリージア」は、田中慶太のお兄さん達のお約束なやりとりが面白かった。「ゲームボーイ」という単語を出すところに、松本次郎の緻密さを感じる。しかしほんとに変な人しか出てこないマンガだ。


●「ポーの一族
先週読んだのですが、細かいところがよく理解できなかったのでもう一度。
それにしてもメリーベルがものすごく可愛い。可憐です。それだけにバンパネラとして生きている(人間としては死んでるけど)間も、死に際も可哀想過ぎます。
貸してくれた会社の後輩Hさんと感想を語り合っていたら、Hさんが「わたし、ほんとにあった話かと思ってたんですよね〜だって家系図とか地名でてくるし」とさほどに恥ずかしそうでもなく話していた。自律神経失調症から回復中、という彼女の健康状況に加え、夢見がちさが心配。


●「ライチ☆光クラブ
古屋兎丸が、「東京グランギニョル」なる何ていうか洗練された阿鼻叫喚劇団(観たことはないので推測です)の劇を原作にしたマンガ。
古屋兎丸「パレポリ」は体型・自意識共にぽっちゃりした女子高生だったわたくしの尻子玉を抜いたものでしたが、「ショートカッツ」「ガーデン」以降迫力がなくなってしまい、「彼女を守る51の方法」をマン喫で読むたびに物悲しい思いにとらわれていました。かつては大人気だったけど、鳴かず飛ばずになってきたから、っていう理由で脱いだアイドルのヘアヌード写真を見ちゃったときって、きっとあんな気持ちなんだと思います。
なので、この「ライチ☆光クラブ」は表紙のおどろおどろしさは尋常じゃなかったんですが、「装丁で何とでもなるもんだしなあ・・・」ととても購入に至らなかったんですけども、幸いなことにお持ちの方に貸していただけることになりましてね。
で、読んだんですけど。やればできるじゃない!兎丸!
絵がすごく丁寧でキレイで、ストーリーの病的さが余すところなく伝わるんですよ!昔はこうだったじゃない兎丸!何より女の子がめちゃくちゃ可愛い。この人の持ち味は、美少女の柔らかい質感だったなあと改めて思った次第です。
いやほんとすごい良かったです。好きなマンガ家が復活するのは嬉しいもんですね。
この勢いで「ライチ☆光クラブ」後の「彼女を守る51の方法」も書いてくれればよかったのに。再失速した原因は何だ。もう狂った話を考えられないのか。んじゃ「プラスチックガール」みたいなんでいいからさあ。でも兎丸的にはノリノリなんだろうかなあ。わたしの感覚が特殊なのか。うぅん。

*1:
一応良識ある大人として言っときますけど、本当はノーヘルはダメなんですよノーヘルは。